
こんにちは、たま企画室です。
今日は、今後の現場で採用する予定の【材料(古材)】仕入れのため、京都を訪れましたので、そのときの話を少しさせていただこうと思います。
どのような材料かというと、時代を重ねて古びた板石や延石です。これらの材料には、長い年月の中で刻まれた風合いや質感があり、新材では決して再現できません。自然の力や人の手によって生まれたわずかな凹凸、風雨にさらされて生じた独特の表情、長年の使用で生まれた滑らかな肌合い——こうした要素が積み重なり、唯一無二の存在となっているのです。
新しく加工した石をいくら工夫して仕上げても、真に時代が染み込んだ古材のような質感を持たせることはできません。だからこそ、こうした古材は貴重であり、適切に活用すれば、単なる建材ではなく、その場所の歴史や趣を引き立てる特別な存在となるのです。
この古材には、長い年月を経て蓄えられた歴史や風格があります。この素材に手を加え、次の時代へと受け継いでいくことが、ものづくりの大きな魅力というか醍醐味ですね。




材料の打ち合わせの後、少し時間がありましたので、私の趣味というか仕事のインスピレーションを得る唯一の場所である石造美術の見学に行ってきました。ここでは、石の持つ力強さや繊細さが、次のアイデアを生むきっかけとなることが多いのです。石造美術に触れると、まるでその時代の石工たちが目の前に現れたかのような存在感を覚えます。彼らがどれほどの技術と情熱を注ぎ込んだのか、手のひらで感じ取れるような気がするのです。時代を超えて受け継がれた石の形状や彫刻には、石工たちの精神や息吹が宿っており、それに触れることで新たなインスピレーションが湧いてきます。






最後までお読みいただき、ありがとうございます。今回ご紹介した古材を使った案件については、改めてブログでご紹介したいと思います。これらの古材をどのように活用して現場に新しい命を吹き込むか、具体的な事例を交えてお話しできればと思います。ぜひ楽しみにしていてください。
質問やご意見がございましたら、お気軽にコメントやお問い合わせをいただければ幸いです。今後とも、たま企画室をどうぞよろしくお願いいたします。