たま企画室

職人の技と丁寧な作業が作り上げた美しさ|庵治石9寸角高級型と外柵の完成


庵治石細目 特上 大丁場 たま企画室

こんにちは、たま企画室です。
今日は、以前のブログ【庵治石細目特上(極上)でお墓と外柵を制作|品質への徹底的なこだわり】でご紹介した庵治石細目特上の9寸角高級型と外柵が完成しましたので、そのことについて少しお話しさせていただこうと思います。
制作開始から完成までは約5ヶ月かかりました。直方体に成形・研磨した庵治石は12月中旬には完成し、その後、12月末から本格的に役物加工へと移行。そして、2月末にようやく完成しました。

今回のご注文は、本体と外柵ということで、必然的に役物(やくもの…意匠的な役割を持つものや、特殊な形状で仕上げるものを「役物」と呼びます)加工が多いため、職人との密な打ち合わせが欠かせませんでした。特に作り工程では、寸法通り正確に仕上げることが必須でした。なおかつ手磨きの下地(したじ)を作るわけですから丁寧に仕上げなければいけません。下地とは、仕上げ作業を行う前の準備段階のことを指します。石材加工においては、石の表面を平らに整えたり、大まかな形状を作ったりする工程です。この段階で不均一な部分や粗い面を整えることで、仕上げの工程で得られる最終的な質感や光沢に大きな差が生じます。
石材加工において、下地処理が不十分だと後の研磨や仕上げ作業でムラが出たり、艶が不均一になったりするため、非常に重要な作業です。

手磨き工程で最も重要なことは、光の反射や手触りを頼りにして、石にフラストレーションを与えずにじっくり時間をかけて磨くことです。磨き方が急ぎすぎると、石に負担がかかり、艶や質感にムラが出る可能性があります。石本来の美しさを引き出すためには、焦らず丁寧に作業を進めていくことが求められます。

このような職人の技術は、代々受け継がれてきた知恵と、実際の経験の中で培われた感覚が合わさったものです。言葉では伝えきれない部分が多いため、実際に手を動かし、石の反応を感じ取りながら磨きを進めていくことが非常に重要です。

今回のご注文で制作した9寸角高級型と外柵は、単なる既製品ではなく、職人たちの技術と時間をかけて作り上げた一品です。
5ヶ月という長い期間を経て完成したこの作品は、職人の知恵と経験が結集した結果です。今後も、どんな石材でも最高の仕上がりを目指し、一つひとつの仕事に真摯に向き合っていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。質問やご意見がございましたら、お気軽にコメントやお問い合わせをいただければ幸いです。今後とも、たま企画室をどうぞよろしくお願いいたします。

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