
こんにちは、たま企画室です。今日は、先日の出張のお話をさせていただこうと思います。
今回の出張には、主に6つの目的がありました。1つめは、石材店様に納めさせていただいた石塔の状態を確認するため、お寺へ伺いました。あいにくの雨模様ではありましたが、無事に確認を終えることができました。
どうでもよい私ごとの話ですが、少し前までは出張や勉強会のときに雨が降ると、「最悪だな…」と思っていました。でも最近は、なんとなく雨模様も悪くないな〜と思うようになってきました。その理由は自分でもよく分からないのですが…。
ただ、当たり前の話ですが、雨に濡れた石塔の景色って、雨が降っているときにしか見られないんですよね。それがなんだか、少し得した気分になるんですよね。
すみません、本題に戻ります。2つめは、以前『叩き仕上げの五輪塔が完成!_こだわりの造形と犬島石の魅力』でご紹介した五輪塔を納品した石材店様を訪問しました。仕上がりについては、概ねご満足いただけたようで、こちらとしても安堵しています。
叩き仕上げによって犬島石特有の質感が自然に引き立ち、素朴でありながらも力強さのある表情が現れたように感じています。とくに五輪塔のように形そのものに意味がある造形では、この仕上げが石の存在感を損なうことなく活かせる点が大きな魅力です。
今後も、使う石や設置環境に応じて最も適した仕上げ方法を検討しながら、石本来の美しさと意図された形を両立できるようなご提案を重ねていければと感じています。
また当日は、五輪塔以外の石塔や今後の方向性についても、石材店様とじっくりと打ち合わせをさせていただきました。
3つめは、同じ日の夕方に、業界の方との打ち合わせ。
こちらでは新しい企画をご提案させていただきました。内容に大変よろこんでいただけたようで、よかったです~。
出張2日目に入り、4つめは前回のブログ『石造美術5 蓮城寺宝塔:素朴さと精緻さが共存する石造宝塔の魅力』でご紹介した宝塔の提案図面を持参し、石材店様を訪ねて打ち合わせを行いました。
ご依頼内容の条件を踏まえた設計となっており、その点についてもご納得いただけたようで、あとはお寺様のご確認を待つのみという状況になりました。
後日、石材店様からご連絡があり、お寺様にも大変ご満足いただけたとのこと。すぐにお見積もりの段階へと進むことになり、こちらとしてもひと安心です。
5つめは、出張3日目の主な予定である、龍隠庵様の境内墓地についての打ち合わせでした。こちらは、以前のブログ『一石五輪塔群』でもご紹介しましたが、計画がいよいよ本格的に動き出すこととなりました。
朝から15時過ぎまで、みっちりと打ち合わせを行いました。さまざまなご質問や課題があり、まだまだ考えるべきことは多いのですが、それでもやっぱり、わくわくします!



6つめは、私の恩師・小畠宏允先生のお墓参りです。
場所は、打ち合わせを行った龍隠庵様から歩いて6分ほどの、東慶寺さんの境内墓地。いつ来ても本当に気持ちの良い場所ですね。
小畠先生のすぐ近くで、お墓づくりのお手伝いができるというのは、やはり何かご縁を感じます。
がんばりまーす!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。質問やご意見がございましたら、お気軽にコメントやお問い合わせをいただければ幸いです。今後とも、たま企画室をどうぞよろしくお願いいたします。