
こんにちは、たま企画室です。
今日は少し寂しいお話をさせていただきます。
瀬戸赤の特徴と美しさ
石材店様から関東型の和墓をご注文いただいたのですが、その和墓に使用する石種が岡山県笠岡市の北木島で採掘されている【瀬戸赤(せとあか)】という石です。北木島は、お笑い芸人「千鳥」の大悟さんの出身地としてご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
写真を見ていただくと分かるように、赤というよりも、ほんのりピンクがかった優しい色合いが特徴です。個人的な意見としては、女性の方に好まれる色合いではないかと思っています。



瀬戸赤の採掘停止と現在の入手状況
ただ、残念ながら昨年、丁場が閉鎖されてしまい、現在は新たに採掘することができません。市場に流通しているものは、各メーカーや石材店が保有している在庫のみとなっています。私たちの手元にある分も少なくなってきており、サイズや仕様によってはご希望に添えない場合もあるかもしれません。
【瀬戸赤】の魅力を最大限に活かして、これまで数多くの制作を行ってきました。もし【瀬戸赤】でのお墓をお考えの方がいらっしゃるなら、早めにご検討いただくことをおすすめします。
私の思い出と瀬戸赤との出会い
実は、私が初めて手掛ける叩き仕上げの石塔に使用した石種が【瀬戸赤】でした。それだけに、この石には特別な思い入れがあり、私にとっても忘れられない石種のひとつです。叩き仕上げによって浮かび上がる独特の風合いと、瀬戸赤ならではの優しい色合いが相まって、仕上がったときの感動は今でも鮮明に覚えています。石肌に残る細やかな凹凸や、光の加減で変化する表情が、職人としての原点を改めて感じさせてくれる石種でした。
そんな思い出のある石だけに、もう新たに採掘されないと聞いたときは、正直寂しさを感じました。 それでも、この美しい石が多くの方に選ばれ、大切なお墓として今も受け継がれていることは、とても嬉しく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。質問やご意見がございましたら、お気軽にコメントやお問い合わせをいただければ幸いです。今後とも、たま企画室をどうぞよろしくお願いいたします。